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うちで作ろう ~ パクチーと蒸し鶏のサラダ

パクチーアカデミー協会では食文化としてのパクチーの魅力も追求していきます。

当協会での学術報告をはじめ世界の研究成果が示す通り、パクチーには栄養健康面で様々な効果が期待されています。

特に昨今、健康に気づかう機運が高まる中、健康野菜としてもりもり食べて摂り入れたいものです。

当協会にはハイアットリージェンシー東京の永沼勝之総料理長が理事として参加し、食品としてのパクチーの探求を行っています。

今回は第1回学術集会でも披露された発表より、同ホテルの中国料理店「翡翠宮」のパクチー料理のレシピを再録し、ご紹介いたします。

パクチーと蒸し鶏のサラダ「香菜沙粒」

【材料】~2人前~

・蒸し鶏(サラダチキンOK) 約60g

・キュウリ(1/2本)

・香菜(パクチー)(35g)

・煎りゴマ(大さじ1杯)

【調味料】

・シーズニングソース(大さじ1杯)

・レモン汁(大2杯)

・ハチミツ(大2/3杯)

・塩(少々)

・コショウ(少々)

・ゴマ油(小1/2杯)

・ラー油(小1/2杯)

・うま味調味料(少々)

【作り方】

①調味料合わせておく。

②キュウリは千切りにする。

③蒸し鶏は割いておく。

④香菜(パクチー)は2cmほどに切り(茎部分は短めに)水洗い後、水気を切る。

⑤お皿に②③④の順番で重ね盛りを煎りゴマを振りかける。

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パクチー料理の基本ポイント

◆中国料理の香菜(パクチー)の使い方について

中国の家庭では、どの家も一日一食は必ず食すと言われています。

元来中国では医食同源と言われ、身体に良いと言われる食材を食します。

香菜は風邪、腹痛、肝臓病に良いとされ、またデトックス効果も有ると言われています。

肉類の煮込み料理には、添えて一緒に食します。

川魚もよく食べますが、少し臭みが有りますので、そこでは臭い消しとして一緒に添えてあります。もちろん炒め物にも一緒に加えて食べます。

◆家庭での食し方について

◎生食の使い方

よく水洗いしてから、根の部分を切り取り2cm位に切ります。あとはサラダや揚げ物料理や肉料理に添えて食します。

パセリ同様に使えます。

◎加熱の使い方

豚肉や牛肉の炒め料理や炒飯に入れます。炒めるときのポイントとしては、炒め過ぎないように仕上げの直前に加えた方が良いです。

◆冷蔵庫の保存の仕方

水分に弱いので、保存するときはキッチンペーパーに包んでからラップする。

切った後は、水分を良く取り除き入れ物に入れ、その上にペーパーをかけ蓋をして冷蔵庫に入れます。

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永沼勝之理事 プロフィール

ハイアットリージェンシー東京 取締役 総料理長

叔父が上野 東天紅の点心長だった影響で、幼少のころから中国料理に親しむ。

実兄も旧キャピトル東急ホテルで中国料理長を務めた。

公益社団法人 日本中国料理協会 新宿新都心支部 技術委員長

二葉栄養専門学校・財団法人ベターホーム協会などで講師を務める。

永沼勝之料理長

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